現在、東京に在住している家主の強い山形愛を形にするべく、山形市にあるご実家を宿泊体験サロンとしてフルリノベーションしました。
この家のサロンとなるのは、天然秋田杉の大判テーブルが置かれたリビングダイニングルーム。対面式のキッチンも置かれ、様々な交流や宴会、秋にはいも煮会も開催されます。訪れた方々がどこか懐かしさを感じるのは、改修後、家主によって持ち込まれた様々な思い出の品が、家全体を暖かく包み込んでいるからでしょうか。
また、この家が位置する緑町を由来として「Sharing Public House Green Commons」と看板を掲げました。この名前にはもう一つ「皆働里(みどり)の家」という呼び名も込められています。オープンと共に多くのご友人が各地から訪れましたが、宿泊料は頂きません。その代わり、宿泊のお礼として何かしらの作業を手伝っていかれます。竣工時に完成するのではなく、宿泊される方の手によって少しずつ姿を変えていく流動的なサロンです。
2023年 竣工