山形市の六日町教会にて、「山形のレーモンド100年記念シンポジウム-千歳幼稚園(現・千歳認定こども園)の建築-」を開催いたしました。

1919年に帝国ホテル建設のため巨匠フランク・ロイド・ライトの助手として来日したアントニン・レーモンドは、仕事半ばでライトの元を離れ独立し、日本で自らの仕事を始めた。最初期の仕事のひとつが山形市の千歳幼稚園と記録されているが、建物はすでに無く資料も失われており、その姿は分かっていないとされていた。

本シンポジウムは、近年になって見つかった竣工当時の資料を元に千歳幼稚園の建築について語り合い、さらなる資料の発掘を地域の皆様に呼びかけるものである。

なお、2022年は千歳幼稚園レーモンド園舎は築100年にあたり、記念品としてレーモンドがデザインした椅子を復刻し、千歳認定こども園に贈呈する。

※レーモンドの園舎は既存していません。

 

レーモンドの三角椅子複製の記事はこちら

 

開催日時:2022年9月25日 15:00~17:00

会  場:山形六日町教会(1914年の木造教会) 山形市旅籠町3丁目3-34

当日スケジュール:

◆基調講演「事務所創成期のアントニン・レーモンド」/三浦敏伸(レーモンド設計事務所代表取締役)

◆レクチャー1「レーモンドが設計した千歳幼稚園について」/香川浩(スタジオ香川)

◆レクチャー2「三角椅子の複製」/加藤英司(加藤建築)

◆記念品贈呈式

 

主催 スタジオ香川、株式会社加藤建築

協力 千歳認定こども園、山形六日町教会、東北学歴史資料センター、株式会社レーモンド設計事務所

後援 (一社)DOCOMOMO Japan、(公社)日本建築家協会東北支部山形地域会、(一社)日本建築学会東北支部山形支所