ゲートガレージ・2階建て住居部分・板塀で囲んだ庭のある住宅。

ゲートガレージをくぐって玄関アプローチを抜けると、囲い庭に通じます。
秋にはシンボルツリーのカツラの葉が黄色く色付き甘く香る。

冬には山形らしい雪景色・・。

南面したこの庭とリビングとの親和性を創出するため、玄関から南面4間分を通り土間として薪ストーブを設置し、アルス社の特注製作で最大3間(5.4m)フル開口する2連引分の木製サッシを設置しました。

この配置とプロダクトの選択が絶妙に機能し、建て主さんの丁寧な住まい方もあり、十数年経過してなお結露することも陳腐化することもなく美しくあり続けています。無塗装現しの西面板塀をつくり替えた際には、解体した古い板材をストーブの薪として利用しました。

市街化区域内の分譲住宅地にありながら、別荘的なスタイル。

本物の素材・上質な時間と佇まいを求めた大人の住宅です。

 

設計施工 加藤建築
基礎工事 ㈱丸石後藤組
木工事 加藤建築
屋根 ㈲宗田板金工業所
木製サッシ アルス株式会社
木製建具 村山建具
左官 ㈱マルシゲ
電気設備 井上電気工事
衛生設備 ㈱丸和設備
冷暖房 ㈱渡辺ヒーティング
薪ストーブ ㈱ぜいたく屋
2006年 竣工